日々の出来事

戦時中の「通信簿」をご寄贈いただきました

 

 羽生市の齋藤様(左)よりご寄贈いただきました

4月10日(木)、羽生市在住の齋藤様より「通信簿」をご寄贈いただきました。

この「通信簿」は、本校の前身となる学校の一つである埼玉県立忍高等女学校(大正14年ー昭和22年)のもので、お母様の遺品を整理していたところ出てきたものだそうです。

お母様(井上よ志様)は昭和17年度に忍高等女学校に入学されました。この「通信簿」には昭和17年度から昭和20年度まで、4年間の「出欠席表」や「成績表」とともに、当時の「生徒心得」や校歌なども記載されており、とても興味深い内容となっています。

齋藤様によると、その頃の日本は太平洋戦争の真っ只中で、翌18年からは工場等への徴用も始まり、終戦後も満足に勉強できる環境ではなかったとお母様は話されていたそうです。そのようなお話しとともに貴重な品を寄贈していただいたことに身の引き締まる思いであるとともに、平和の尊さと、改めて本校の歴史の長さを感じることができました。

今回ご寄贈いただいた通信簿は、本校同窓会で保管している資料の中で最も古いものとなりました。大切に保管させていただきます。